「近所で集めて届けたい」
新潟市 学校給食無償化へ署名宣伝
学校給食無償化を実現する新潟市民の会は2月29日、新潟市の本町商店街で宣伝し、学校給食無償化と中学校の全員給食、地産地消の給食を求める署名の協力を呼びかけました。小学生の子を持つ若い父親や「近所で集めて届けたい」と複数枚の署名用紙を持ち帰る女性などもいました。
マイクを握った鈴木知子共同代表は、新潟市の小中学校の給食費や一部中学校で実施する選択制スクールランチ代は1人月約6千円と、教育費の中でも特に負担が重いと指摘。給食費の無償化で子育て世代の負担軽減とともに、子どもらに安全で栄養バランスのとれた食を提供する食育の一環として、地産地消の給食の実現を求めました。
全国で500を超える市町村で学校給食無償化や助成が実施され、新潟県内でも阿賀野市が給食費の3分の1補助を発表するなど、運動により実施自治体が広がっていると紹介。新潟市では昨年12月に1万2668筆の署名を提出し、中学校の全員給食は実現の方向ですが、給食費無償化も市予算の1%未満で実現が可能であり、不要不急の大型開発事業を中止・延期して、将来を担う子どものために税金を使うよう訴えました。(2024年3月2日『しんぶん赤旗』)