ブルーシートも枯渇
藤野・平氏が能登半島地震被災者から聞き取り
日本共産党の藤野やすふみ前衆院議員と平あや子の両衆院比例予定候補は7日、能登半島地震で震度5強を観測した上越市と糸魚川市の被害状況を確認しながら被災者を見舞い、要望などを聞き取りました。
両氏は、地元の県議や市議らと一緒に、土砂崩落が発生して通行止めとなっている上越市茶屋ヶ原の国道8号をはじめ、地震による被害が出ている各地を調査しました。
糸魚川市の能生地区では、屋根瓦の被害が多く目立っていました。自身も被災しながらで支援活動を続けている佐藤孝さん(前糸魚川市議)は、「現在は、当面の補修をするために必要なブルーシートすら枯渇している」と言います。
この日は終日、大雪が降り続けました。能生地区で大工をしている男性(72)は、「近所の屋根瓦の補修をしているが、これから雪の影響で作業が難しくなってくる。行政には、被害の把握と対策を早くしてほしい」と語りました。
津波が襲った上越市にある直江津港周辺では、近くで飲食店を営んでいる女性(75)と対話に。津波によって、自宅とお店を兼ねている建物へ車が突っ込んできたと言います。「家の中も浸水した。この地域に30年以上住んでいるが、こんなことは初めて」と話します。
話を聞き取った藤野、平の両氏は、「地元の県議や市議のみなさんと力を合わせ、行政にも働きかけながら一日も早い復旧・復興のために全力を尽くします」と述べました。(2024年1月8日『しんぶん赤旗』)