「平和な世界を」街頭立ち1000回

安保法制を機に 加茂・九条の会

 新潟県加茂市の「加茂・九条の会」のピーススタンディングが20日朝、通算1000回目を迎えました。2015年の安保法制反対の運動から始まり8年以上、毎月3日と19日、毎週月、土曜の月約10回の行動を続けてきました。

 20日は雨の中18人が国道403号線の交差点に立ち、「ガザの子どもを殺すな」「子どもの未来のために核兵器・原発のない世界を」など手作りの大型プラカードを掲げてアピールしました。通行する車や中学生から温かい激励もありました。

 代表の鶴巻大陸さんは、スタンディングを続けてきたことが加茂・九条の会の活動の原動力になってきたと振り返ります。ウクライナやガザの惨状を見て多くの市民が戦争の恐ろしさを実感している今こそ、憎しみの連鎖をとめて平和な世界をつくろうと声をあげ、地方から国際的連帯を広げようとアピールしたいと話しました。

 15年7月13日の第1回から参加する櫻井久さんは、時々の情勢に合わせたプラカードを作ってきました。「おとなとして平和を守ろうと運動する姿を子どもたちに見せ、憲法を守り、戦争は絶対にしてはいけないと伝えていきたい」と述べ、原発のない世界、武力ではなく対話で戦争を回避する道を訴えていきたいと話しました。

 25日午後の1001回目は「リスタートの日」と位置づけ、新しい参加者も広げて、軍事大国化阻止に向けてさらに行動を続けようと呼びかけています。(2023年11月21日『しんぶん赤旗』)