共に社会を変える仲間に
藤野前衆院議員が新潟各地で魅力を語り入党の訴え
日本共産党の藤野やすふみ衆院北陸信越比例候補は16~18日、新潟県内6カ所の集いに参加。参加者の質問に『日本共産党の百年』や記念講演にも触れて党の値打ちを語り、入党を呼びかけました。
「共産党は異論を認めないのか?」の質問に藤野氏は、「規約で党内で異論を言える保障をしている数少ない政党です」と強調。1950年代にソ連による武装闘争押しつけに反対する宮本顕治氏らを中央指導部から排除したことから党分裂という最大の危機を生んだ歴史から導いた教訓と紹介。活動方針である党大会議案は2カ月前から党内議論を尽くし、党外にも公開し練り上げ、党大会で決定して、それを実行する指導部集団を選出するという党内民主主義を徹底していると話しました。
「維新の伸長をどう見る?どうする?」の質問に藤野氏は、「改革の党と見る人も多いが、中身は自民党以上の新自由主義」と指摘。共産党の県議と市議6人全員が当選した大阪府吹田市では、徹底した「折り入って作戦」で、批判型ではなく維新の主張ややってきた事実を共産党の提案と合わせて情報提供し、有権者に選んでもらう対話を粘り強くおこない、結果を出したと紹介し、この教訓を生かしたいと話しました。
「日本共産党のマルクス・レーニンの理論を広範囲に柔軟に進めてきたやり方は、世界でも唯一で、ソ連や中国の干渉を乗り越え今の発展を築く力になったのだと思う。一方で昔は勢いがあった欧州の共産党はどうして弱体化したのか?」との質問に藤野氏は、欧州の党はソ連から資金援助も受けて理論的にも独自に何も言えなかった弱点があったと指摘。しかし党は、欧州の共産党や革新政党と理論交流し、「資本主義を乗り越えて新しい社会をつくる」前向きな流れをつくる努力を始めていると紹介しました。
藤野氏は、総選挙で原発再稼働をストップし、市民と野党の共闘の要となる共産党議席を奪還する決意を訴え、社会を変える仲間に加わってほしいと入党を呼びかけました。(2023年9月20日『しんぶん赤旗』)