平和の流れをつくろう
上越市で「九条の会」と「市民連合」が共同で集会
新潟県上越市で27日、岸田政権の大軍拡路線に反対し、上越から平和の流れをつくろうと、上越九条の会と「市民連合・上越」が共同で集会を開催し、70人が参加しました。
同集会は上越九条の会発足19周年を記念して開かれました。関口稔共同代表は、岸田政権がおおっぴらに戦争の準備を始める最悪の時と指摘し、「孫に『どうしてあの時、戦争を止められなかったの?』と言われたくはない。憲法9条と平和な日本を残していくのが私たちの仕事だ」とあいさつしました。
「市民連合・上越」の片岡豊事務局長は、「4月の県議選では、上越から大軍拡に待ったをかける3人の県議を誕生させることができた」と強調。牧田正樹・土田竜吾・馬場秀幸の各県議が紹介され、決意を述べました。
講演した防衛ジャーナリストの半田滋氏は、「敵基地攻撃能力を保有すれば日本は安全になるというのは政府の一方的な主張。実際は、日本の軍事力強化が東アジアの不安定化を呼び込む」と指摘し、「平和は軍事力ではなく、命がけの外交によってはじめて実現するものだ」と強調しました。会場から、北朝鮮のミサイルへの不安などが出され、半田氏がていねいに答えました。
参加者は「昨日は映画『妖怪の孫』を観て、今日はここで話を聞き、日本の政治のいい加減さがすごく良くわかった」と話しました。(2023年6月2日『しんぶん赤旗』)