民青が県立大学生を対象に食料支援

 「野菜が高いので、もらえてうれしい」「こんなにいいんですか」―。新潟市の民主青年同盟りゅうと東班が18日に食料支援にとりくんだ新潟県立大学(東区)近くの施設は、学生の笑顔であふれました。47人が利用し、学生ボランティアも7人参加しました。

 吹雪の中でしたが、チラシやSNSで知った学生が次々と訪れ、米2㌔やレトルト食品、お菓子や日用品を選び、両手の袋いっぱいに詰めて持ち帰りました。特に野菜(大根、人参、ネギ)が喜ばれました。

 民青の実態アンケートでは、「コロナ禍で2年生からずっとオンライン授業で学校に行っていない。学費を払ってまで進学した意味があったのか」(医療系大学4年生)など、日本の高すぎる学費や学生への支援の少なさを話す学生が多くいました。

 チラシを見て初めて利用・ボランティア参加した県立大1年生は「スーパーが遠く値段も高くなっているので、食費を削り栄養が偏りやすくなっている。野菜などはすごくありがたい。利用した学生も喜んでくれ楽しかった」。大学院生は「悪天候なのに大勢来てくれ、物価高などで生活が大変な学生のニーズが大きく、意義ある活動だと実感。岸田首相は、国民の実態をしっかり聞いて生活の土台を支援する政治の本来の役割をすべきなのに、軍拡・増税と言うなどおかしい」と話しました。(2022年12月21日『しんぶん赤旗』)