柏崎の市民団体が市に「市長の『国葬』参加やめよ」
新潟県柏崎市の櫻井雅浩市長と近藤喜祐教育長に対して14日、柏崎刈羽九条の会(代表・清水隆男)と、戦争を許さない柏崎刈羽の会(本間精一共同代表)は、「安倍元首相の国葬への市長の参加に反対し、市民への弔意表明などを強制しないことを求める要請」をおこないました。日本共産党の樋口良子市議も同席しました。
本間氏は、▽法的根拠がなく国会審議も経ない閣議決定は民主主義に反する▽世論調査で反対が上回る中、市民に協力・弔意を求めることは思想信条の自由に反する▽安倍氏の功罪は多くの疑義があるが批判を封じる恐れがある―ことから国葬に反対すると指摘し、▽国葬への市長の参加や公費支出をしないこと▽市民や職員に弔旗や弔意表明を要請しないこと▽葬儀中の黙とうなどの指示をしないこと―の3点を求めました。
応対した市職員は「市に国葬参加の要請は来ていないが、庁舎では半旗掲揚をする予定」「国や県から教育委への協力要請はない。市独自に学校への要請はしない」などと答えました。
清水氏は、「国葬は、安保法制強行など悪政を繰り返した安倍政治の礼賛になる。半旗掲揚も同様で、中止すべき」と訴えました。