新潟市議団「統一協会と関係絶て」と市に申し入れ

 日本共産党新潟市議団は26日、反社会的集団である統一協会と新潟市との関係を絶つよう、中原八一市長宛てに申し入れ、朝妻博副市長が応対しました。

 新潟市は、統一協会関連団体の「新潟大学CARP(カープ)」のフラワーポット活動に対して、2020年に9万9千円、21年に8万5千円の地域活動補助金を交付し、2016年度には環境美化奉仕活動に感謝状を贈呈していました。また東区社会福祉協議会が、「(宗)世界平和統一家庭連合」(統一協会)から20年度に2万1千円、18年度に2万円の寄付を受けていました。

 党市議団は、そもそも統一協会は反社会的集団であり、補助金や寄付金の返還を含め、統一協会との関係を絶つよう強く求めました。

 朝妻副市長は、団体の規約や活動内容が宗教と関係がないと判断して補助金や表彰をした経過を説明。今年度の交付申請については「団体からの聞き取りをふまえて対応する」と回答。「社協は別団体であり、社協への寄付は市では把握できない」と答えました。

 参加者は「たとえ活動内容が宗教と関係なくとも、市が表彰すれば、統一協会関連団体のPRに利用される」「統一協会は拡大のため、あらゆるダミー団体をつくっているが、調べればすぐわかるもので、市が厳正に対応すべき」と訴えました。(『しんぶん赤旗』2022年8月28日)