NPT会議参加の笠井さんを講師に新潟の民青が核兵器廃絶を学びました
日本民主青年同盟新潟県委員会は25日夜、日本共産党の笠井亮衆院議員・国際委員会副責任者を講師に「いまこそ核兵器のない世界を」をテーマにオンライン学習会を開き、30人が参加しました。
笠井氏は、参加した6月の核兵器禁止条約締約国会議と8月の核不拡散条約(NPT)再検討会議は、核兵器禁止条約と市民社会の力が発揮され、非人道的な核兵器の廃絶を追求する大きな流れが実感された一方で、核兵器に固執する核保有国と日本政府が追いつめられている姿が際立ったと紹介。NPTと核禁止条約を「車の両輪」として核兵器のない世界をめざし、若者たちの運動が期待されていると話しました。
「核兵器禁止条約が出来て、どんな変化があるか?」の質問に笠井氏は、「世界のルールが出来上がり、核の非人道性や抑止力の問題が条約に沿って議論されていることが、核保有国を追いつめている」と回答。「核廃絶へ、私たちにできることは?」の質問に笠井氏は、「核兵器の非人道性を大勢に伝えるため、体験した世代から受け継ぐ活動が大切です」などと答えました。
最後に笠井氏は、言論の自由が封じられた中でも核廃絶を掲げてたたかった市民と日本共産党の記録をつづった『占領下の広島』を紹介し、先輩らに学び、核廃絶や改憲を許さない運動に力を合わせようと呼びかけました。(『しんぶん赤旗』2022年8月27日)