守れ!農業と農村
長岡市でトラクター・軽トラデモ

新潟県長岡市で14日、「令和の百姓一揆inにいがた」のトラクターデモと集会が開かれました。県内各地から結集したトラクターなど9台、軽トラック35台を先頭に、農家など約220人の参加者が、「農村を守ろう」「未来の子どもに国産残そう」などとコールしながら行進しました。主催は同実行委員会で、県内7コースで軽トラデモも行われました。
デモ後の集会で、呼びかけ人で上越市の農家の天明伸浩さんは、「農家は米価が下がり続けても農業を支え頑張ってきた。米不足に対して輸入米の拡大などすれば農家は立ちゆかなくなる。地域の土台の産業である農業、暮らしの基盤である農村を守る運動を起こそう」と呼びかけました。
消費者の川口さんは、「アレルギーの子どもが増えている原因は食べ物」と述べ、豊かな自然の下で作られた安全な農作物を未来の子どもたちに残そうと訴え。南魚沼市の農家の梅沢さんは、「自民農政で地域農業は疲弊し、後継者はいなくなり、田んぼを引き受ける農家も限界に。『大規模化』一辺倒の農政では中山間地の農業は守れない。今こそ農政転換へ声を上げよう」と訴えました。(2025年6月16日『しんぶん赤旗』)