柏崎刈羽原発6号機 核燃料搬入始まる

市民が中止求めスタンディング
横断幕などを持ち抗議する参加者=10日、新潟市

 東京電力は10日、新潟県の柏崎刈羽原発6号機の原子炉への核燃料装荷(搬入)作業を開始しました。新潟市の東電新潟本社前で同日、原発再稼働に反対する「新潟を未来へつなぐ会」など3団体が呼びかけた抗議スタンディングが行われ、約20人が参加しました。

 東電は、6号機原子炉に872体の燃料を搬入した後、使用前事業者検査を含む設備の健全性確認を進める計画です。

 3団体は、東電に抗議文を提出しました。県内44団体が5月20日に提出した「燃料装荷とりやめ」の要請に応えず装荷を開始したことに抗議し、柏崎沖の活断層の影響評価など未了のままで、「安全最優先」の姿勢に反するものだと批判し、作業の即時撤回を求めました。

 参加した原飛鳥さん(48歳・新潟市)は、「原子炉が停止中でも、放射性物質のトリチウムは生成し続ける危険があり、子どもの成長に心配。核燃料が装荷されれば、危険はいっそう高まるので計画は中止してほしい」と話しました。(文は2025年6月12日『しんぶん赤旗』)

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