不戦が唯一の道

上越市で革新懇準備会が講演会
石川氏(正面右)の講演を聞く参加者=24日、上越市

 新潟県上越市で24日、「平和・民主・革新の日本をめざす上越の会準備会」が「なぜ今、革新・民主の共同か」の講演会を開催。97人の参加者で会場がいっぱいになり、共感の拍手や笑いに包まれました。

 全国革新懇世話人の石川康宏・神戸女学院大学名誉教授が講演し、米トランプ政権につき従って、中国を念頭に戦争への道を突き進む石破茂政権の危険性を告発。日本はエネルギーや食料の自給率が低く、戦争を始めないことが生き延びる唯一の道と強調しました。

 日米安保条約廃止など革新懇が掲げる三つの共同目標が、日本政治の行き詰まりを大本から切り開くポイントと述べ、「市民と野党の共闘」が困難な今こそ、共同の大局を示す革新懇が必要と力説。政治を変えるためには、投票に行かない人々の気持ちにかみ合う働きかけが必要で、一方的な主張でなく相手の思いを聞く対話が必要と語りました。

 21人から、「わかりやすい話で頭も体もほぐれました」「抑止力論の誤りが良く解った」「上越にも革新懇が必要」などの感想が寄せられ、革新懇結成の機運を大きく高めることになりました。(2025年5月28日『しんぶん赤旗』)

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