核兵器廃絶を高校生ら訴え
「終戦の日」宣伝
新潟県の「9条改憲NO!全国市民アクション@新潟」は終戦記念日の15日、新潟市で宣伝し、約70人が参加しました。戦争体験者や高校生などがマイクを握り「憲法9条を守り、生かして、戦争にさせない政治をつくろう」と訴えました。
伊藤恭子さんは、7歳の時に満州からの引き揚げ船でコレラ感染と長期隔離で多くの人が餓死し、弟を亡くした体験を証言。戦争は終わった後も国民の被害、苦しみが続くと述べ、「絶対に戦争は起こしてはいけない。外交で解決することが必要です」と訴えました。
今年の第27代高校生平和大使の西脇あかりさん(高校2年生)は、戦争が絶えず、核兵器を使おうとする動きに高校生も向き合う必要があると指摘。「核兵器も戦争もない世界を夢だと言う人がいるが、夢で終わらせてはいけない。未来の子どもたちが苦しまずに済む社会をつくるために、皆さんの平和への思いを寄せてほしい」と訴えました。(2024年8月20日『しんぶん赤旗』)