活動につなげる決意新たに

原菊枝顕彰碑の除幕式
記念碑を除幕した矢作夫妻(左)と実行委員

 新潟県出身の革命家・原菊枝氏の不屈の生涯を讃えて、永く記録し学ぶため、新潟市東区に原菊枝顕彰碑が建立され、27日に除幕式がおこなわれました。建立実行委員会の賛同者や遺族など50人以上が出席しました。

 原菊枝氏は、1905年(明治38年)に新潟県川東村(現五泉市)に生まれ、20歳で木崎村小作争議に参加。上京し日本共産党に入党後「三・一五事件」で検挙されるも不屈の獄中闘争を展開し、『女子党員獄中記』を執筆・出版しました。

 特別養護老人ホーム「あしぬま荘」庭園に建立された顕彰碑には、『獄中記』から「未来は我等のもの、何ものをも恐れ 何に屈する事あらんや」の一文が刻印されました。

 原氏の孫の矢作(やさく)広明さんは、祖母と面識はないが『獄中記』を復刻した父から伝え聞いてきたことを紹介。子や親類も連れて再訪し伝えていきたいと話しました。

 実行委員会代表委員の伊藤恭子さんは、岸田軍拡と教育・福祉削減で社会の閉塞(へいそく)感があるいま、「未来は我等のもの」と確信を持ち活動を続けた原氏に学び、私たちの活動につなげたいと決意を述べました。

 日本共産党県副委員長の渋谷明治市議は、関係者に感謝を述べました。(2023年5月30日『しんぶん赤旗』)