原菊枝の業績を学ぼう

新潟市で顕彰碑建立実行委員会を設立

 新潟県出身の革命家・原菊枝氏の不屈の生涯を讃え、業績に学ぶため、新潟市で「原菊枝顕彰碑」建立実行委員会の設立会議が2月23日開かれました。

 原菊枝氏は、1905年(明治38年)に新潟県川東村(現五泉市)に生まれ、20歳で木崎村小作争議の農民学校講師を務めるなど闘いを支援。上京し日本共産党に入党後、「三・一五事件」で検挙・投獄され過酷な虐待を受けましたが、伊藤千代子らと獄中闘争を展開し、重病による仮釈放後に『女子党員獄中記』を執筆・出版しました。

 実行委員会呼びかけ人の治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟新潟県本部の伊藤恭子副会長は、戦前の暗黒時代に平和と社会進歩のため不屈に闘い抜いた革命家の存在は私たちを励まし、新潟県民の誇りと指摘。岸田政権が大軍拡を推進するいま、顕彰碑運動を通じて歴史の教訓を学ぶ意義は大きいと述べました。

 参加者から「原氏は全国に誇るべき活動家だが記録が少なく、顕彰碑運動を通じて県内外の資料が寄せられ、研究が進むことを期待する」などの意見がありました。

 顕彰碑は5月末までの建立をめざし、賛同人を広く呼びかけることを確認しました。問い合わせは、事務局・野崎洪さん090(3404)4201まで。(『しんぶん赤旗』2023年3月3日)