国葬やめよ! 市民アクション@新潟が訴え

 9条改憲NO!全国市民アクション@新潟は3日昼、安倍晋三元首相の「国葬」反対を訴える宣伝を新潟市でおこないました。約70人がプラカードを掲げ、シールアンケートにもとりくみました。

 マイクを握った県憲法会議の酢山省三事務局長は、戦前の国葬は戦意高揚などに利用された歴史をもち、国民の税金を使い何が狙われているか注意が必要と述べ、貧困と格差を広げたアベノミクスや憲法改悪の動き、モリカケ・桜の疑惑など評価が分かれる安倍元首相の政治姿勢を、国葬は礼賛し、弔意の強制にもつながると指摘。世論調査でも過半数が実施に反対する国葬の是非を、国会で徹底審議すべきと訴えました。

 国葬の是非を問うシールアンケートは125人が回答し、「賛成」12人(1%)、「反対」110人(88%)、「わからない」3人でした。

 「自分の葬式を出せない人もいるのに、国民の税金を使ってまでやることではない」(男性)、「アベノミクスやモリカケ疑惑など解明されていない中で、国葬をすればうやむやにされる」(女性)など反対の理由を話す人もいました。若い人には「国葬って何?」とわからない人も多く、説明を聞いて「やっても問題ないと思っていたけど、ほかに税金を使ってほしい」と「反対」に変わる人もいました。

 小学生の息子と参加した新潟市西区の女性は、「何も言わないと、国葬賛成に数えられるのは困ると参加した。岸田首相の独断で決めるやり方も問題」と話しました。(「しんぶん赤旗」8月5日付より)